今月の主題 臨床医のための呼吸調節と障害
睡眠時無呼吸症候群
慢性呼吸不全における睡眠時無呼吸症候群
髙井 雄二郎
1
,
山城 義広
1
1東邦大学医学部付属大森病院呼吸器内科
pp.1154-1156
発行日 2004年7月10日
Published Date 2004/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402100880
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ポイント
慢性呼吸不全患者は睡眠時,特にREM睡眠時は呼吸状態が悪化する.
慢性閉塞性肺疾患(COPD)と閉塞型睡眠時無呼吸低呼吸症候群(OSAHS)の合併はオーバーラップ症候群といわれ,診断には終夜睡眠ポリグラフ検査が必要になる.
治療として酸素療法に加え,経鼻的持続陽圧呼吸(nCPAP)療法や非侵襲的陽圧換気(NPPV)療法が有効である.
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