講座 福祉工学の最前線 1
福祉工学の現状と課題―福祉機器開発における国際規格ISOを中心に
相川 孝訓
1
Aikawa Takanori
1
1国立身体障害者リハビリテーションセンター研究所
pp.565-570
発行日 2006年7月1日
Published Date 2006/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551100354
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はじめに
福祉工学は医学と工学の境界分野の新しい学問分野であり,リハビリテーション工学,生活支援工学などと重なる内容が多いと考えられる.対象者として障害者だけではなく高齢者や介護者まで含むことが特徴であり,福祉機器,福祉用具の開発が重要な柱の1つになると思われる.本稿では,義肢装具の試験評価や規格の作成に携わっている筆者の目から見た福祉工学の現状と課題について,規格を中心にして述べる.
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