理学療法の現場から
地域に根ざすリハビリテーションの展開
宮下 大典
1
1医療法人鉄友会宇野病院リハビリテーション部
pp.706
発行日 2005年8月1日
Published Date 2005/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551100150
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当医療法人は愛知県岡崎市にあり,徳川家康の生誕の地「岡崎城」が東に見える宇野病院[115床:一般病棟30床・回復期リハビリテーション病棟51床(以下回復期リハ病棟)・療養型病棟34床]を中心に,2つの老人保健施設,健診センター,訪問看護ステーション,居宅介護支援事業所,ヘルパーステーションを有し,一貫した医療・介護サービスの提供を行っています.
当院のリハビリテーションは(以下,リハ)鍼灸マッサージ師から始まり,のちに理学療法(Ⅱ)を取得した経過があります.私が当院に入職した平成12年当時は,1人の療法士が入院患者,外来患者,訪問リハのすべてを受け持っており,特に外来リハにおいては慢性期の患者が多く,リハ=物理療法の図式が固定されていました.
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