特集 第18回自治体に働く保健婦のつどい集録
改めて仕事づくりの基盤を問う
分科会
地域に根ざした成人病の取組
高橋 和子
1
,
八巻 好美
2
,
山下 節義
3
1沢内村役場
2臼田町役場
3奈良医大
pp.567-587
発行日 1986年7月10日
Published Date 1986/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662207183
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
人の健康は生活史の総和で
司会 どの町も,どの村も,老健法の事業に追われ検診率や国の示した健康マップで評価される保健婦活動になりつつあります。このような状況の中で,従来地域で住民と共に作り上げて来た成人病の活動が中止されたり,消えてしまうという実態も生まれています。
この分科会では,老健法の事業が入りながらも地域に根ざした独自の成人病対策を進めている自治体の報告を受け,「成人病対策とは一体何なのか」,「地域に根ざす取組とは何か」,老健法をうまく利用しつつ地域に根ざす取組をするにはどうしたらよいか,老健法のみの取組の問題点なども出し合いながら,話し合いを深めて行きたいと思います。
Copyright © 1986, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.