増刊号 誰でもわかる遺伝子検査
Ⅱ.各論—遺伝子検査はどういうときに必要なのか
3.応用編—遺伝子検査を利用する
3)遺伝性疾患
(4)神経・筋疾患
林 由起子
1
1国立精神・神経センター神経研究所疾病研究第一部
pp.1107-1111
発行日 2002年9月15日
Published Date 2002/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543906372
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はじめに
神経・筋疾患は,中枢神経系,末梢神経系,そして骨格筋の疾患といった幅広い領域にまたがっており,病態もまた血管障害,変性疾患,自己免疫疾患,代謝異常,感染,中毒などさまざまである.そのなかで遺伝性神経・筋疾患については,近年の分子生物学の進歩により,実に多くの原因遺伝子,および原因遺伝子産物が同定されてきている.本稿では,その一端を紹介したい.
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