病気のはなし
胃潰瘍
鈴木 保永
1
,
菅家 一成
1
,
渡辺 喜人
1
,
渡辺 秀考
1
,
斎藤 正弘
1
,
上野 尚之
1
,
高橋 和彦
1
,
石田 基雄
1
,
平石 秀幸
1
,
寺野 彰
1
1獨協医科大学第二内科
pp.466-472
発行日 1995年6月1日
Published Date 1995/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543902409
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新しい知見
最近,胃粘膜にHelicobacter pylori(H.pylori)のという細菌が棲息することが見いだされて以来,胃炎,消化性潰瘍,胃癌などとの関連が明らかにされつつある.臨床的には強力な酸分泌抑制剤であるプロトンポンプ阻害剤の登場,また基礎的には細胞増殖因子,抗酸化防御機構などの研究が進み,成因論,治療戦略などが大きな転換期を迎えようとしている.さらに,再発のないより質の高い潰瘍治癒を目指し,さらに研究が進められている.
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