病気のはなし
Castleman病
堀江 良一
1,2
1東京大学医科学研究所病理学研究部
2東京大学医学部第一内科
pp.194-199
発行日 1994年3月1日
Published Date 1994/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543901822
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サマリー
Castleman病は慢性刺激に伴う反応性のリンパ節腫大を主徴とする疾患で,腫大リンパ節が限局しているものと,系統的リンパ節腫大を伴う多中心型に分けられる.限局型の一部と多中心型の腫大リンパ節においては,形質細胞の強い増生がみられ,同時に多彩な全身症状を伴う.本症の病態は長い間不明であったが,近年,腫大リンパ節におけるインターロイキン-6(IL-6)産生亢進が密接に関与していることが報告されている.
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