増刊号 臨床化学実践マニュアル
I.緊急検査への対応
4.蛋白
狩野 有作
1
,
大谷 英樹
1
1北里大学医学部臨床病理学教室
pp.24-25
発行日 1993年4月15日
Published Date 1993/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543901474
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はじめに
蛋白の異常を調べるための緊急検査としては,血清総蛋白量およびアルブミン値の測定が広く用いられている.そのほかに感染症,特に新生児感染症やその敗血症を見いだすためにC反応性蛋白(C-reactive protein;CRP)の測定が利用されている.
なお,凝固系の蛋白として,アンチトロンビンIIIやフィブリノゲンの測定が緊急検査として用いられることが少なくないが,それらは別項で取り扱われているので参照されたい.
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