増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第4集
血液化学検査
92.血清蛋白
大谷 英樹
1
1北里大学医学部・臨床病理学
pp.1850-1851
発行日 1989年9月10日
Published Date 1989/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402222781
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ヒト血漿中には少なくとも100種類以上の蛋白成分が存在するが,それらの量的ないし質的異常をきたす病態を血漿蛋白異常plasma proteinabnormalitiesと呼ぶ.それらを発見するためのスクリーニング検査としては,血清総蛋白量とセルロースアセテート電気泳動による血清蛋白分画があげられ,またIgGやCRPなどの定量法もよく利用されている.
ここでは血清総蛋白量と血中濃度mg/dlレベルの比較的濃度の高い蛋白成分の主なものについて述べることとする.
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