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検査データを考える
M蛋白
大谷 英樹
1
,
田中 恒任
1
1北里大学医学部臨床病理学
pp.527-531
発行日 1992年6月1日
Published Date 1992/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543901192
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- 1ページ目 Look Inside
はじめに
M蛋白は単一クローン性免疫グロブリンとも呼ばれ,Mはmonoclonalの頭文字をとったものである.M蛋白の特徴は,単一の免疫グロブリンであるから電気泳動上幅狭い染色バンドあるいは尖鋭なピークを呈し,また免疫電気泳動では正常の免疫グロブリンにはみられない異常の沈降線(M-bow)として認められる.
日常の電気泳動でM蛋白が疑われた場合,免疫電気泳動法を用いてM蛋白の種類,免疫グロブリンのH鎖のクラスならびにL鎖の型を決定することが大切である.M蛋白が同定された場合には,そのM蛋白が骨髄腫とか原発性マクログロブリン血症などの悪性腫瘍細胞から産生された悪性M蛋白血症なのか,良性(本態性)M蛋白血症なのかを鑑別しなければならない(表1).

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