明日の検査技師に望む
技術の進歩に着いて行こう
仁木 偉瑳夫
1,2
1国立八日市病院
2登録検査所メディック
pp.1054
発行日 1990年7月1日
Published Date 1990/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543900316
- 有料閲覧
- 文献概要
臨床検査技師は大きな功績を果たしている
1987年の日本の医療費総額は18兆759億円,そのうち検査料は2兆426億円(12.4%)である.これは臨床検査技師の社会貢献度の一つの指標であると考える.この中には学校保健,成人・老人検診,事業所検診などで行う検査は含まれないので,貢献度はさらに大きくなる.平成元年度は20兆円の総医療費といわれるが,検査料の比率は大きく変化はしていないと思われる.臨床検査技師はこれだけの仕事を,その職業を通じて果たしており,社会参加していることに大きな誇りと自信を持ってほしい.また,それだけ重大な責任を感じてほしい.
Copyright © 1990, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.