増刊号 血液・尿以外の体液検査法
資料
顕微蛍光測光法
小俣 好作
1
,
大塚 重則
2
,
田中 昇
2
1社会保険山梨病院病理部
2相互生物医学研究所
pp.881-883
発行日 1990年5月15日
Published Date 1990/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543900264
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はじめに
画像診断機器の普及,精度の向上に伴って,各臓器の腫瘤状あるいは嚢胞状病変が多数発見されるようになってきたが,その本体を究めるために映像下に穿刺吸引が施行され,生化学的なあるいは細胞診断学的な検索が頻繁に行われるようになってきた1〜3).穿刺細胞診では,その塗抹された細胞により腫瘍性,非腫瘍性の,前者とすればその良・悪性の鑑別を目的とするが,その補助的診断の一つとして以下に述べる顕微蛍光測光法を併用することにより,悪性度や予後の判断など臨床病理学的な評価について客観的な指標が得られる.
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