特集 外来で診るリンパ腫・骨髄腫—治癒または長期共存を目指して
リンパ腫診療の進歩
【診療指針】
慢性リンパ性白血病
三宅 隆明
1
,
鈴宮 淳司
1
1島根大学医学部附属病院腫瘍センター腫瘍・血液内科
pp.2105-2109
発行日 2015年11月10日
Published Date 2015/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402223796
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ポイント
●慢性リンパ性白血病(CLL)はCD5・CD23の共発現を特徴とする成熟B細胞性腫瘍である.
●診断・病期の決定は,末梢血所見と身体所見のみで行う.
●塗抹標本作製の際には自然乾燥標本が推奨される.
●フルダラビンを含む治療が標準治療である.
●高齢者や併存疾患がある者などでは標準治療が実施困難であり,治療強度を減弱する.
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