技術講座 生理
—step up編—超音波エラストグラフィによる肝硬度・線維化評価
伝法 秀幸
1
1虎の門病院分院臨床検査部
pp.49-55
発行日 2020年1月1日
Published Date 2020/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543207864
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
Point
●超音波エラストグラフィによる肝硬度測定は非侵襲的な肝線維化評価法である.
●せん断波エラストグラフィ(SWE)測定にはコツがありテクニカルエラーでのバラつきや偽高値も存在するため,精度の高い検査には技術の研さんが必要である.
●エラストグラフィは良好な肝硬変診断能を有しており,今後増加する抗ウイルス治療後の経過観察や脂肪性肝疾患の線維化評価にも有用である.
●線維化以外でも炎症やうっ血,胆道内圧上昇などで肝硬度は上昇するため注意が必要である.
Copyright © 2020, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.