けんさアラカルト
臨床検査技師と生涯教育の必要性
片平 宏
1
1神奈川県立こども医療センター検査科
pp.1432
発行日 1988年12月1日
Published Date 1988/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543205517
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1.時代の移り変わりと臨床検査
各地の病院に,中央検査室制度が取り入れられ,技師法が生まれて,早くも30年の歳月が流れようとしている.
思えば当時はまさに"旧時代"であり,測定法一つをとっても,化学検査では容量法が主流を占め,心電計なども真空管時代であった.その後,急速な医療の発展のため,猛烈な検査室の建設時代が到来し,当時その渦中にあったメンバーは,医師であろうと技師であろうと一丸となって創意工夫や改善に取り組んだ.幸いなことに,その頃はリーダー格に必ず熱心な医師がおり,何かと教えを請うたり,時には命令をされたりノルマも課せられたりした.この創生期はあらゆる面で意欲が盛り上がっていた.
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