Letter from Abroad 海外で活躍する日本の検査技師
遙か地球の裏側の国 パラグアイからの手紙(1)—パラグアイ3
三澤 成毅
1
1順天堂大学付属病院中央臨床検査室
pp.1028-1029
発行日 1986年8月1日
Published Date 1986/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543203829
- 有料閲覧
- 文献概要
■初めての国外脱出
「一機のジェット機が日本の地を離れていく…1985年11月1日,夜7時過ぎのことである」とは,いささかおおげさな書き出しとなってしまった.それというのも,私自身,日本の外に出るのは初めてのことだからである.
私の目ざす目的地ははるか地球の裏側,南米のパラグアイ.渡航の目的は臨床検査技術の指導,期間は1年10か月の予定だが,その間の私の勤務先はパラグアイの首都アスンシオン(Asunción)にある厚生省中央研究所である.
Copyright © 1986, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.