技術講座 生理
脈波検査法
杉原 伸幸
1
,
楠川 禮造
1
1山口大学第2内科
pp.425-430
発行日 1984年5月1日
Published Date 1984/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543203035
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心機図検査の利点としては,①侵襲が少ないこと,②操作が簡便・安価であること,③反復実施が可能であること,④再現性・客観性がよいこと,⑤時相の精度がある程度よいこと,などが挙げられる.特に臨床診断には,非観血的であることが重要である.
脈波検査は,紀元前Claudius Galenの脈の触診の考察に始まるが,1910年頃から臨床診断に有用な心機図記録が可能となった.そして,1950年代から心カテーテル検査との比較検討により,波形分析と解釈が多く発表されるようになり,臨床診断に利用されるようになった.
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