グラフ
脈波検査
椎名 晋一
1
1東医歯大・中検,生理科
pp.321-324
発行日 1971年4月15日
Published Date 1971/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542917319
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供覧する脈波計は容積脈波計といわれるもので,主として末梢動脈を測定するのに用いられ,従来は末梢動脈の障害(ビュルガー病,レーノー病など)の際の末梢循環機能を知るうえに有用とされていたが,最近は心機能を知るのにも用いられている.
光電式は指尖における血液変動量をヘモグロビンの吸光量変動としてとらえ,光電管により電気信号として増幅記録する方式である.ストレーゲージ式は,指尖の拍動性容積変動を空気または水銀の容積変化としてとらえて,ホイストン・ブリッジの一辺の抵抗が変化するようにし,この際の出力変化を増幅記録する方式である.このほか,インピーダンス式などがある.
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