技術講座 血液
血球計算
中嶋 孝之
1
1慈恵医大病院中検
pp.355-357
発行日 1976年5月1日
Published Date 1976/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543201056
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血液をメランジュールで一定の濃度に希釈し,計算盤を用いて1mm3(1cmm)中の血球数を顕微鏡で測定する方法がある.これは血液検査の基本的な技術の一つであり,自動血球計算器が進歩,普及してきた現在でも,異常値の再検査や自動血球計算器の故障時,精度管理のコントロールとして,また機械のない所など使用用途が数多くあり,更に赤血球や白血球をそのまま鏡検しながら数えている点で有効なことがある.
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