技術講座 生化学
LAP,γ-GTP
溝口 香代子
1
1慶応病院中検
pp.349-354
発行日 1976年5月1日
Published Date 1976/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543201055
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血清ロイシンアミノペプチダーゼ(LAP)及びγ-グルタミルトランスペプチダーゼ(γ-GTP)活性値は,肝・胆道疾患の診断に有効な検査データとして注目されている.これらの値は,アルカリ性ホスファターゼやトランスアミナーゼなど他の酵素活性値と比較した総合解析により,酵素診断という観点から,より的確な情報を提供するようになってきた.測定法については,LAPは1950年代初め,γ-GTPは1960年代初めからいろいろの方法が報告されてきたが,現在はいずれも合成基質を用いる方法が普及している.
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