特集 血液検査の問題点
グラフ
血球計算
寺田 秀夫
1
1昭和大・臨床病理
pp.842-844
発行日 1968年12月1日
Published Date 1968/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542916529
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近年,自動血球計数器が全国主要病院に普及し,多くの血液検体が能率よく,かつ正確に検査されつつあり,またオートアナライザーを用いて赤血球数,白血球数,血色素量,ヘマトクリット,平均赤血球容積,平均赤血球血色素量,平均赤血球血色素濃度などがきわめて短時間のうちに同時に求めうる時代となった。しかしながら,メランジュールや計算板を用いる血球計算は,患者のBed-Sideからの検査に,また救急検査として日常欠くことのできないもので,これを正しく迅速に行なうことは,血液検査に必要な第1歩であり,また臨床検査の基本的素養の1つともいうことができる。
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