今月の表紙
後腹膜に発生したパラガングリオーマ
柴﨑 洋子
1
,
秋田 英貴
1
,
鄭 子文
1
1公益財団法人東京都保健医療公社豊島病院検査科
pp.277
発行日 2013年4月1日
Published Date 2013/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543103891
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【症例の概要】
70歳代,男性.近医で腹部腫瘤を指摘され,超音波検査(図1),腹部CTなどで,腹部大動脈に近接する境界明瞭な腫瘍を認め,右後腹膜腫瘍の診断で摘出術が施行された.病変は4.0×3.0×2.7cm大で,全周性に線維性被膜を有していた(図2).捺印細胞診および組織診で,パラガングリオーマと診断した.脈管侵襲や転移は認められなかった.現在経過観察中で,再発を認めない.
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