Laboratory Practice 〈診療支援〉
出現実績ゾーン法による異常値チェック
千葉 正志
1
1東京都立大塚病院検査科
pp.1406-1411
発行日 2009年11月1日
Published Date 2009/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543102682
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はじめに
日常検査で偶発的に発生する検査過誤の検出には個別結果検証が多く利用される.その方法は1974年にNosanchukら1)が提唱したデルタ・チェックに始まり,異常値管理,項目間相関管理,前回値管理1~5)など多くの方法が報告されている.出現実績ゾーン法6~16)もこの一方法であり,大量の母集団から管理基準を設定し,熟練者の判断に近づけた個別結果検証法である.
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