特集 臨床検査のための情報処理技術の進歩
4章 臨床検査情報の収集とデータマイニング
3. データマイニングの事例
2)出現実績ゾーン法
千葉 正志
1
Masashi CHIBA
1
1東京都立墨東病院検査科
キーワード:
出現実績ゾーン法
,
単項目管理
,
項目間相関管理
,
経過日数別前回値管理
Keyword:
出現実績ゾーン法
,
単項目管理
,
項目間相関管理
,
経過日数別前回値管理
pp.1459-1464
発行日 2005年11月30日
Published Date 2005/11/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542100327
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
- サイト内被引用
はじめに
臨床検査で活用されている精度管理は検査結果の品質を保証する管理手法である.その方法としては管理物質を用いる方法が主流であり,その測定結果を確認した後に患者試料を測定する方法が多く用いられている.少なくとも,この方法で多くの系統的誤差は解消されてきた.このほかに個別結果検証法として検体取り違いなどの間違い防止などに有効とされている異常値チェック,特定項目による相関チェック,過去の結果と比較するデルタ・チェックなどがある.今回は,この個別結果検証法の1つである出現実績ゾーン法1,2)を紹介する.
Copyright © 2005, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.