今月の主題 Internal Quality Control
話題
出現実績ゾーン法によるquality control
千葉 正志
1
,
堀本 光
2
Masashi CHIBA
1
,
Akira HORIMOTO
2
1東京都監察医務院検査科
2(株)エイアンドティ・開発Ⅲ部
キーワード:
出現実績ゾーン方式
,
単項目チェック
,
項目間相関チェック
,
前回値チェック
Keyword:
出現実績ゾーン方式
,
単項目チェック
,
項目間相関チェック
,
前回値チェック
pp.428-432
発行日 1997年4月15日
Published Date 1997/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542903291
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1.はじめに
臨床検査の精度管理は,管理血清や患者試料測定値の統計的処理による内部精度管理,各種の機関が実施している外部精度管理,さらには,患者試料測定値の個別管理がある.これらの内部精度管理,および外部精度管理方法は,系統的誤差の検出には強力な威力を発揮し,臨床検査の正確度や精密度の精度向上に大いに貢献している.
一方,個別管理は臨床検査結果の信頼性を検証する方法であり,Nosanchuckら1)がデルタチェック法を提唱したことに始まり,現在では異常値チェック,特定項目の組み合わせによる相関チェック,同一患者の過去のデータと比較するデルタ・チェックなど2~10)が実施されている.
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