連載 これからの病院経営の考え方・2
医業収支と経常収支が示すもの—当院の経営実績と全国赤十字病院との比較
小松本 悟
1
1足利赤十字病院
pp.633-636
発行日 2021年7月1日
Published Date 2021/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541211477
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■はじめに
前回は,「連載の概略と病院の経営状況」と題して,足利赤十字病院(以下,当院)の紹介と,連載にあたっての3本の柱を示した.すなわち「1.コロナ禍の中の病院経営」「2.コロナ以前の各病院での病院経営を振り返って」「3.コロナ後を見据えた病院経営を考える」の3本柱で連載を組み立てていく.また,日本病院会が中心になって行った「新型コロナウイルス感染症拡大による経営状況の調査」の結果や全国赤十字病院群のデータから報告し,コロナ感染により多くの病院が経営危機に瀕し,「新しい常態」を模索していることを示した.今回は,コロナ後を見据えた病院経営として当院が実践していることを,データを基に述べていきたい.
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