増刊号 一線診療のための臨床検査
第II章 各論―検査編
4. 生化学検査
13)CRP
亀子 光明
1
1長野市民病院臨床検査科
pp.1290-1291
発行日 2005年10月15日
Published Date 2005/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543100293
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検査の基礎
1 . 試 料
C反応性蛋白(CRP)の測定には血清を試料に用いるのが通常であるが,血漿を用いることもある.
2 . 測定法
CRPの測定法は従来,比濁法(turbidimetric immunoassay,TIA)が一般的であったが,最近は,ラテックス凝集免疫法(latex agglutination immunoassay,LAIA)を採用する施設が多く,感度,精度ともに良好な測定が可能となっている.最近,冠動脈疾患のリスクファクターとして注目されている高感度CRP(high-sensitivity CRP,hs-CRP)の測定法とは,検出限界が0.02mg/dl,0.1mg/dlでの再現性がCV3.0%以下という条件を満足する測定法をいう1).
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