増刊号 一線診療のための臨床検査
第I章 総論―臨床編
6. 腎・尿路疾患
3)結石・腫瘍
菅野 治重
1
1高根病院
pp.1073-1075
発行日 2005年10月15日
Published Date 2005/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543100235
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尿路の結石は背部や下腹部の痛みと血尿のみられる患者では可能性の高い疾患の一つである.尿路の腫瘍は血尿や排尿障害がみられる患者では疑う必要がある.いずれも肉眼的・顕微鏡的血尿が症状として重要であり,血尿が持続する例や,腎機能障害がみられない例では,これらの疾患を疑う必要がある.
本稿では腎・尿路疾患の結石と腫瘍について解説する.
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