特集 外来診療・小外科マニュアル
Ⅶ.尿路・性器
77.尿管結石,腎結石
荒木 徹
1
Tohru ARAKI
1
1あらき腎・泌尿器科クリニック
pp.210-212
発行日 1997年10月30日
Published Date 1997/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407902954
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疾患の概念
疝痛と血尿を主症状とする腎・尿管結石の診断は腹部単純X線撮影(KUB),静脈性腎盂造影(DIP,IVP)と超音波検査が基本である.治療は疼痛処置,結石の排除と再発防止に大別される.自然排石しない結石の治療はESWL(体外衝撃波結石破砕)が主で,一部に内視鏡手術—PNL(経皮的腎尿管砕石術),TUL(経尿道的砕石術)—が行われる.ESWLの普及で再発予防への関心は低下しているが,結石再発は高率なので,少なくとも再発を防げる結石症には予防法を指導すべきである.
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