特集 Dos & Don'ts外来の小外科
Ⅵ.尿路・性器
8.尿管結石,腎結石
村上 信乃
1
,
五十嵐 辰男
1
1旭中央病院泌尿器科
pp.184-185
発行日 1993年10月30日
Published Date 1993/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407901352
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上部尿路結石(腎結石,尿管結石)は,代謝障害,尿路通過障害などいろいろな原因で発生するので(表1),その原因を把握したうえで治療を行うことが原則である.腹痛や血尿などの自覚症状を契機に発見されることが大部分であるが,最近は自覚症状がなくても健康診断などの尿潜血や超音波検査で偶然にみつかる例が増えている.疝痛発作は激烈で,他疾患による腹痛より強いが,緊急手術の適応はなく,対症療法で対応すればよい.
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