研究
Auto Analyzerによる尿糖の定量法—SomogyiのNa2CO3法の応用
佐々木 禎一
1
,
佐々木 茂
1
,
池辺 正
1
,
永井 龍夫
1
1札幌医科大学附属病院中央検査部
pp.137-139
発行日 1968年2月15日
Published Date 1968/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542917686
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スクリーニングを目的とした半定量も含めて,日常尿糖値を測定することはきわめて多い。その目的のための測定方法として,いわゆる試験紙を用いたDip and Read方式以外にも種々の方法が使われているが,いつれの揚合も信頼のおける値を迅速に出すことが大切な課題である。
われわれも,種々の反応条件1),阻害物質の影響2),簡易法2)などを検討した結果,従来用いられてきたRavy―隈川―須藤の方法4)から,糖をNa2CO3水溶液中で加熱して生成する黄褐色〜暗コハク色の程度より尿糖値を知るSomogyiのNa2CO3法5)に切替え,多数の尿検体中の尿糖値の迅速定量に効果を挙げることができた。
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