血球観察の基礎・4
前骨髄球の周辺,貪食能試験
衣笠 恵士
1
1都立駒込病院内科,東大・内科
pp.330-331
発行日 1971年4月15日
Published Date 1971/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542917321
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前骨髄球(Promyelocyte)は一般に大型で,特有な顆粒が目だつので鑑別容易な細胞と考えられている.しかし骨髄芽球,骨髄球との境界にある細胞の処理については,必ずしも意見の一致をみていない,また骨髄像を算定したときなど単球が全くカウントされていないことがしばしばある.自信をもって単球と前骨髄球との鑑別ができれば,骨髄像の研修が一応マスターされたといわれるゆえんである.
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