グラフ
新しい検査室……三井記念病院中央検査室—著しい自動化の推進
清瀬 濶
1
,
中 甫
1
1三井記念病院中央検査部
pp.325-328
発行日 1971年4月15日
Published Date 1971/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542917320
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新病院開設に伴い自動化器械を極力採用し,化学分析には特にミニコンピュータ付きのVickers MC 300を設備した.これにより日常化学検査の約90%を処理するが,遠心後血漿分離作業なしにサンプル採取,稀釈,分析,各個人別報告がでるもので,省力化に有力である.また設計にあたって高層建築であるため,特に機能的合理化を考慮し,13階の建物中病棟外来の境,すなわら外来最上階の4階に内科・外科と隣接して臨床検査を置き,機能検査は器管センター,放射線のある3階に配置した.さらに室内設計では作業能率化,管理面の容易さを考え,また将来の増築に基づく業務内容の変更に自由に応じられるよう,ユニット組み合わせによる半島型実験台を全面的に採用したのが特色といえよう.
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