診療相談室
細菌貪食試験について
島村 忠勝
1
1東海大微生物学
pp.239
発行日 1975年2月10日
Published Date 1975/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402205797
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質問 細菌貪食試験の意義および細菌浮遊液の作り方をご教示ください.(宮城県 I生)
答 負食現象とは,白血球が非自己の固形物たとえば,細菌に向かって遊走接近し,付着結合後,それを取り込み,細胞内で殺菌,消化する一連の過程であると説明されている,こ書の種々の過程には,多くの代謝経路および酵素が関与しでいるので,そこに異常が一つでも起これば,貧食機能が低下し,その結果,易感染性の状態が出現する.
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