入門講座 血液
血球計算法と正常値
寺田 秀夫
1
1昭和大学臨床病理
pp.281
発行日 1967年4月15日
Published Date 1967/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542917154
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自動血球計数器の普及により,赤血球や白血球が自動的に算定される傾向にあるが,メランジュールならびに計算板を用いる算定は患者のべットサイドからの検査に欠くことができず,これを正しく速く行ない得ることは検査技師の素養の一つである。
算定法血液を正確にメランジュール*の規定の目盛まで吸い,その先端や周囲に附着した血液を拭ぎとりついで稀釈液**で稀釈し,数分間振鐙してメランジュールの球部の内容を十分混和させてのち,最初の数滴を捨てたのち,次の小滴を計算室に流し込む。
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