特集 血液検査の問題点
グラフ
血小板算定法—Brecher-Cronkite法
寺田 秀夫
1
1昭和大・臨床病理
pp.845-847
発行日 1968年12月1日
Published Date 1968/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542916530
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血小板算定法は大別して,直接法と間接法に分けられる。前者は,メランジュールを用いて計算板中の血小板を直接算定する方法であり,後者は塗抹標本で血小板数を数え,同時に算定した赤血球に対する比率から血小板数を求める方法であるが,いずれも一長一短あり,すべての人に満足され,かつ信頼できる方法は確立されていない現状である。しかし,それらのなかでも位相差顕微鏡を用いるBrecher-Cronkite法は最も優れた方法とされ,従来のFonio法に代わってわが国でも普及しつつある。
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