Japanese
English
研究
酵素法に基づくアミラーゼ活性の測定法・2—各酵素法における問題点
Study on Enzymatic Assay Method of Amylase Activity,2.:Evaluation of each enzymatic assaymethod of amylase activity.
牧瀬 淳子
1
,
大沼 洋子
1
,
金子 保
1
,
原 こずゑ
1
,
金山 正明
2
Junko MAKISE
1
,
Yoko ONUMA
1
,
Tamotsu KANEKO
1
,
Kozue HARA
1
,
Masaaki KANAYAMA
2
1横須賀共済病院中央検査科生化学
2横須賀共済病院内科
1Central Clinical Laboratory, Yokosuka Kyosai Hospital
2Dept. of Internal Medicine, Yokosuka Kyosai Hospital
pp.707-711
発行日 1980年6月15日
Published Date 1980/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542915494
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はじめに
最近,各種の酵素法に基づくα-アミラーゼ測定法が紹介されており,自動化が可能になってきた.これらの酵素法は二つの方法に大別され,一つはマルトース・ホスホリラーゼ法1,2(A法)であり,他の一つはα-グルコシダーゼ法3)(B法)で,いずれも最終的にNADHの増加をrate assayにより測定してアミラーゼ活性を求める方法である.A,B法の測定原理を表1に示す.我我は既にA法に関して本誌4)で報告しているが,更にB法の測定原理に基づき,反応の前処理としてBio GEL(Ca-リン酸溶液)のカラムを用い,DuPont acaにより測定する方法(C法)5)についても検討を行ったので,これら3法を用いた測定法の問題点について報告する.
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