新しいキットの紹介
酵素法に基づくアミラーゼ活性の測定法・1—マルトース・ホスホリラーゼ法の基礎検討
牧瀬 淳子
1
,
原 こずえ
1
,
北薗 邦子
1
,
大沼 洋子
1
,
金山 正明
2
1横須賀共済病院中央検査科生化学
2横須賀共済病院内科
pp.833-836
発行日 1979年8月15日
Published Date 1979/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542915176
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はじめに
現在,体液中のアミラーゼ活性の測定法は,ブルースターチ法をはじめ幾つかの方法が普及しているが,キットのロット差,スタンダード,蛋白の影響,多数検体処理のための自動化など種々の問題が残されていて,日常の臨床検査の中でも問題の多い種目の一つと言える.今回我々はBeckmanのEnzymatic amylase reagentを用いて,酵素的測定法によるα-アミラーゼの測定について検討する機会を得たので,本法によるアミラーゼ測定の基礎的な検討の結果を報告すると同時に,測定上の二,三の問題点を指摘したい.
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