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資料
4-Nitrophenyl 6-0-Benzyl-α-Maltopentaoside(BG5P)を基質に用いたインヒビター法によるα-アミラーゼアイソザイム分別測定法
Assay of Amylase Isozymes with 4-Nitrophenyl 6-0-Benzyl-α-Maltopentaoside (BG5P) as a Substrate, Using an Amylase Inhibitor
松田 宣子
1
,
牧瀬 淳子
1
,
斎藤 恵美子
1
,
棚橋 洋子
1
,
金山 正明
2
Nobuko MATSUDA
1
,
Junko MAKISE
1
,
Emiko SAITOH
1
,
Yoko TANAHASHI
1
,
Masaaki KANAYAMA
2
1横須賀共済病院中央検査科
1Department of Central Clinical Laboratory, Yokosuka Kyosai Hospital
2Department of Internal Medicine
キーワード:
BG5P
,
非還元東端グルコース
,
P型アミラーゼ
,
S型アミラーゼ
,
アミラーゼアイソザイム
Keyword:
BG5P
,
非還元東端グルコース
,
P型アミラーゼ
,
S型アミラーゼ
,
アミラーゼアイソザイム
pp.107-112
発行日 1989年1月15日
Published Date 1989/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542913893
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α-アミラーゼ測定の合成基質として新たに開発された4-nitrophenyl6-0-benzyl-α-maltopentaosideは,P型およびS型アミラーゼ両アイソザイムの水解速度が等しく,Km値もほぼ一致しており,基質の1か所のみを切断するグルコース数5個の理想的なオリゴサッカライド誘導体である.また,非還元末端グルコースにベンジル基が修飾されているため,ブランク反応がほとんど認められないなどの長所を有する.われわれは,本基質を小麦由来のインヒビターを用いたAMYアイソザイム分別測定法に適用し,その至適条件を検討した.本法は拮抗,非拮抗混合型の阻害形式であることが確認され,測定精度,他法との相関,直線性,共存物質の影響などの点で良好な成績を得た.したがって,本法は本基質による総AMY測定法とともにAMY分別測定法としても有用な方法であることが確認された.
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