検査法の基礎
α-アミラーゼ活性の酵素的分析法の設計—マルトオリゴ糖誘導体を基質として
馬島 肇一
1
,
浅野 茂樹
1
,
手嶋 眞一
1
,
菊地 俊郎
1
,
川村 良久
1
1東洋紡績(株)敦賀バイオ研究所
pp.317-322
発行日 1994年4月1日
Published Date 1994/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543901847
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サマリー
α-アミラーゼ測定法は,最近になって各種のマルトオリゴ糖誘導体を基質とする方法が相次いで開発され,ユーザー側に一部混乱を招いているところがある.
本稿では,まず,分析の対象となるα-アミラーゼの基質特異性や水解様式などの反応機序について概説し,次いで,マルトオリゴ糖誘導体を基質としたα-アミラーゼ活性の酵素的分析法の設計の考えかたを整理し,各種測定系の現状と今後の課題についても言及した.
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