資料
アミラーゼインヒビター法によるアミラーゼアイソザイムの臨床的検討
山下 直子
1
,
橋本 まり子
1
,
矢野 順子
1
,
近藤 重信
1
,
山崎 晴一朗
2
1久留米大学医学部附属病院中央臨床検査部
2久留米大学医学部病態検査学教室
pp.699-702
発行日 1983年6月15日
Published Date 1983/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542911899
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
アミラーゼアイソザイムは分析技術の進歩により高アミラーゼ血症,低アミラーゼ血症の病態解明におおいに役だっている.
1964年Nφrby1)によって,寒天ゲルを用いた電気泳動法で膵型アミラーゼと唾液腺型アミラーゼの分離が初めて行われた.現在では,臨床検査法としてセルロースアセテート膜2)や薄層ポリアクリルアミドゲル3)を用いた電気泳動法がよく利用され,これにより2〜9分画に分離できるが,長時間を要し多数検体の処理は困難である.
Copyright © 1983, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.