Japanese
English
研究
血清脂質値に及ぼす食事の影響
The Influence of Diet on Serum Lipids
永井 晴美
1
,
柴田 博
1
,
松崎 俊久
1
Harumi NAGAI
1
,
Hiroshi SHIBATA
1
,
Toshihisa MATSUZAKI
1
1東京都老人総合研究所疫学部
1Dept. of Epidemiology, Tokyo Metropolitan Institute of Gerontology
pp.1691-1694
発行日 1986年12月15日
Published Date 1986/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542913212
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はじめに
食事と血液生化学値との関係についての報告は多く1〜7),食事は血液成分の内的変動因子の一つに挙げられている.これらの報告は,1回の食事負荷後(朝食が多い)の血清脂質値の変化をみたものであり,病院外来など午前中の採血にはこの採血条件が適応しうる.しかし,住民検診のような一是中検診をしている所では午後からの採血は昼食後となり,この採血条件が必ずしも当てはまらない.今回,われわれは,集団検診での対象者の食事と採血時間の関係を想定し,血清総コレステロール(TC),HDLコレステロール(HDL-C)が朝食後のみならず,昼食後でも随時採血が可能か否かについて再検討した.
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