Japanese
English
資料
CEA基準値の再検討―血清OEA値に及ぼす喫煙,性,加齢の影響
Revaluation of Cut-Off Value of Serum CEA:Associa-tion with Smorking, Sex and Aging
桑原 正喜
1
,
岩越 典子
1
,
坂野 俊和
1
,
萩野 真子
1
,
武馬 裕美子
1
,
北山 和代
1
,
有吉 寛
1
Masaki KUWABARA
1
,
Noriko IWAKOSHI
1
,
Toshikazu BANNO
1
,
Mako HAGINO
1
,
Yumiko BUMA
1
,
Kazuyo KITAYAMA
1
,
Yutaka ARIYOSHI
1
1愛知県がんセンター臨床検査部
1Department of Clinical Laboratory, Aichi Cancer Center
キーワード:
腫瘍マーカー
,
CEA
,
喫煙
,
ブリックマン指数
,
基準値
Keyword:
腫瘍マーカー
,
CEA
,
喫煙
,
ブリックマン指数
,
基準値
pp.851-855
発行日 1995年7月15日
Published Date 1995/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542902548
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喫煙あるいは,性,年齢の血清CEA値に及ぼす影響の程度を明らかにし,臨床的に使用する基準値を再検討した.喫煙歴の把握できている健常人649名の血清CEA値を分析し,血清CEA値が喫煙の影響を大きく受けること,加齢の影響が見られることを再確認した.この成績を背景として,血清CEA値の基準値を喫煙量別に,あるいは非喫煙者においては年齢別に求めた.ROC曲線からは,癌疾患と非癌疾患を鑑別する至適なカットオフ値は得られなかった.しかし,喫煙量あるいは年齢を考慮した基準値をカットオフ値として用いることの有用性が示唆された.
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