Japanese
English
研究
レーザーネフェロメトリーによるリウマチ因子定量法の臨床的有用性
Measurement of Rheumatoid Factor by Lasernephelometry
江崎 一子
1
,
延永 正
1
Ichiko Ezaki
1
,
Masashi Nobunaga
1
1九州大学生体防御医学研究所臨床免疫学部門
1Medical Institute of Bioregulation, Kyushu Univ.
pp.205-207
発行日 1984年2月15日
Published Date 1984/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542912124
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
はじめに
リウマチ因子(RF)の測定法に関しては,これまでに数多くの報告がある.
検査室で一般的に用いられている方法は,ラテックス凝集反応(LFT)1)やWaaler-Rose反応2)などであるが,これらの方法ではRFの絶対量の比較が困難である.一方,最近ではラジオイムノアッセイ(RIA)法や酵素抗体法の開発に伴い,RFを免疫グロブリンクラス別に測定することも可能になってきた3,4).しかし,RIA法や酵素抗体法は特殊抗血清を必要とすることや,反応に時間と手間がかかることなどから,一般検査にはより簡便な定量法の開発が望まれている.
Copyright © 1984, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.