特集 臨床検査のシステム化
検査部システムの実際
4.京都大学病院
中野 博
1
,
村地 孝
1
,
平川 顕名
2
1京都大学病院検査部
2京都大学中央病院情報処理部
pp.1308-1313
発行日 1982年11月1日
Published Date 1982/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542911696
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近年病院業務内容の多用化,業務量の増大に対応するため情報処理の電算機化が行われつつある.京大病院においても昭和52年1月よりミニコンピュータ・ネットワーク方式によって,病院医事部門からシステム化が行われるようになった.検査部は本来患者の臨床検査を行うのが業務内容であるが,検査の施行による経費の算定については医事部門と深い関わりがある.すなわち,検査部は院内においては診療科と医事部門の接点に位置する部門であり,医事部門よりスタートした京大病院の電算機化が次の段階として検査部に及ぶこととなったのは当然の帰結であった.
昭和54年度オンライン可能な同時多項目自動化学分析機2台,電解質測定機1台が導入されたのを機会に,主として臨床化学部門の検査業務の電算化,自動化を実施し昭和56年1月来使用しているがかなりの成果を挙げ得たと考えている.
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