特集 臨床検査のシステム化
検査部システムの実際
3.筑波大学病院
村井 哲夫
1
1筑波大学臨床医学系臨床病理
pp.1302-1307
発行日 1982年11月1日
Published Date 1982/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542911695
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臨床検査部に依頼される検体数が著明に増加した結果,これに対処するため自動分析機器の採用によるいわゆる検査部の自動化とともに検査業務の合理化,精度の向上,検査報告の迅速化などを図る目的でコンピュータによるシステム化が実施されるようになってきた.
筑波大学付属病院検査部でも昭和54年4月以来ミニコンピュータ2台により,血液一般,生化学,細菌血清の各部門および外来採血室をシステム化し能率よく運用している.ここでは筑波大学付属病院検査部システムの概要を紹介することを目的に,システム化に当たっての目標,実施に当たって様々に解決すべきであった問題点を示すとともに,システムの構成,運用の特微などにつき述べることとする.
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