Senior Course 血清
—最新の免疫学的検査法—免疫不全症候群Ⅱ—検査法(1)
冨永 喜久男
1
1九大医療短大部
pp.898-899
発行日 1975年8月15日
Published Date 1975/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542909077
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免疫不全症候群(IDと略す)の検査法は表に示すとおり,体液性免疫機構,細胞性免疫機構および形態学の3群に大別される.いうまでもなく,これらは生体の免疫機構が抗原情報を受け取った後の課程を示しており,抗原がマクロファージやRESの細胞で処理される間の機構は反映されていないのであるが,現在の段階ではやむを得ないことである.
本稿ではWHOの専門委員会が推薦する検査項目について,考慮すべき点と手技を紹介する.
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