Senior Course 血清
—最新の免疫学的検査法—免疫不全症候群Ⅴ—治療法
冨永 喜久男
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1九大医療短大部
pp.1364-1365
発行日 1975年11月15日
Published Date 1975/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542909194
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前回までに免疫不全症候群の主に基礎的な部分を述べてきたが,本号ではその治療について紹介し締めくくりとしたい.
他の疾患におけると同様,いかなる種類(前号参照)のIDであるかを早期に診断することが最も重要である.また患者の病像は感染症の反復が中心であるところから,適当な抗生物質により感染症を治癒せしめ,更にこれを予防することに努力が払われる.またIDに関する特殊療法としては,Igないし血漿の補充,骨髄や胸腺の移植に加えて最近はtransfer factorが注目されている.
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