Senior Course 血清
—最新の免疫学的検査法—血漿タンパク研究の進歩
冨永 喜久男
1
1九大医療短大部
pp.564-565
発行日 1975年5月15日
Published Date 1975/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542908987
- 有料閲覧
- 文献概要
血漿タンパクの分析は種々の病態の理解に非常に有用で(例えそれだけで診断がつくという場合は少ないにしても)あるので古くから種々の分析法が工夫されてきている.血漿タンパクの臨床的分析法としては何よりも電気泳動法および定量法が中心となるが,この2法の進歩によりもたらされた最近の大きな収穫として,血漿タンパクの遺伝的欠乏とそれに伴う病態および血漿タンパクの遺伝的多様性をあげることができる.本稿ではこれら分析法の進歩と,得られた知見について概説したい.
Copyright © 1975, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.