新しいキットの紹介
免疫拡散板による血清アンチトロンビンⅢ測定法の検討
宮谷 勝明
1
,
高畑 譲二
1
,
福井 巌
2
,
金田 吉郎
3
1宇治黄檗病院臨床検査科
2京府医大・臨床検査部
3関西医学検査センター
pp.80-82
発行日 1975年1月15日
Published Date 1975/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542908846
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緒言
トロンビンの阻害物質としてはアンチトロンビンⅢ,α2—マクログロブリンおよびアンチトロンビンⅡ(Hep-arin Cofactor)などが知られており,また,凝固系の阻害物質として抗Factor Xaが注目されるようになった.これらの因子の中でアンチトロンビンⅢは生物学的活性によって測定されていた1〜3)が,最近,これとは別に免疫学的な方法が導入されるようになった.著者らはFaheyら4)によって完成された一元平板免疫拡散板であるBehringwerkeのアンチトロンビンⅢを用いて行う場合の測定条件について吟味を行ったのでその成績を報告する.
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